2012.5.20
アレックス・ランドルフの生誕90年パーティーに誘われて、ドイツに行ってきました。
ニュルンベルグの「ゲーム博物館」で、アレックスのゲームとプロトタイプを紹介する展覧会が行われ、それにあわせてアレックスの伝記が出版され、パーティーが開かれました。
↓詳しくはDrei Hasen in der Abendsonne(ドライ・ハーゼン)のブログに。
http://drei-hasen.blogspot.jp/2012/05/alex-randolph-top-secret.html
ニュルンベルグにハンスが迎えに来てくれて、郊外のUelfeldにあるドライ・ハーゼンの自宅兼オフィスへ。新緑の季節を迎えたばかりの野原に、大きな空が広がっています。
できあがったばかりのアレックスの伝記『Alexander Randolph / Die Sonnenseite』をいただきました。『アレックス・ランドルフ 日のあたる場所』というような意味でしょうか。
アレックスのゲームの写真がカラーでたくさん入った、ドイツ語が分からなくても楽しい本です。めくっていたら、あら? 僕と似た帽子をかぶった写真が!
ドライ・ハーゼンの中庭。ミラノで発表した新作ゲーム『Decco(デッコ)』を見てもらいました。広島のマルニ木工さんといっしょに作ったプロトタイプ。
アレックスといっしょにたくさんのゲームを作ってきたハンスと、いっしょにプレイ。
遊びはじめた時、彼が「アレックスにも見ていてもらおう」と言って、伝記のアレックスの写真のページを広げて、横にたてかけてくれました。
家族ともいっしょに。娘のレナと子供たちと遊んでいるところ。
うかがった日はちょうど息子のポールの誕生日でした。
大きなケーキをいっしょに食べた後、オフロードバイクにいっしょに乗せてくれて、野原をぐるっとまわりました。帽子がとんでいって野原の真ん中へ。
伝記の著者のフィリップ(Phillipe Evard)。
アレックスに「伝記をつくろう」と持ちかけ、レコーダーを持って取材した後、その内容を書き起こして見せると「私はこんなことは言っていない」とアレックス。
「でも、聞いてもらってもいいけど、確かにこう言ったよ」とフィリップ。「いや、そう言ったかもしれないが、私の言いたかったことではないんだよ」とアレックス。
いろんな思い出がつまった本です。
ニュルンベルグの展覧会場。
たくさんのアレックスのゲームが並んでいます。
トロイの木馬ゲームのプロトタイプ。
製品化されなかったゲームも、たくさん並んでいます。
パーティーは、ドイツだけでなくイタリアやフランスからもアレックスの友達がたくさん来て、彼の思い出話をして、いっしょにお酒を飲み、ゲームをしました。
たのしく、あたたかな時間でした。
ありがとうアレックス。
Photographs by Paul and Johan Ruttinger
2010.1.7
Rocca Spiele(ロッカ・シュピール)は、トゥルーリ・オカモチェクと柿木原政広がはじめるゲームブランドです。
『Rocca』は、世界的なゲームデザイナーであるアレックス・ランドルフとトゥルーリの、ヴェネツィアでの偶然の出会いから生まれました。
この六角形の小さなカードゲームから、Rocca Spieleはスタートします。