2010.11.7
『2択思考』(マガジンハウス)を出されたばかりの”分類王”石黒謙吾さんと、コレクター〜プロデューサー〜トレーダー?の柳本浩市さんとRoccaしました。
石黒さんは、『盲導犬クイールの一生』の著者であり、『ダジャレヌーボー』で新しい駄洒落を提唱するダジャリエであり、様々な事物を図解チャート化する分類王であり、『ザ・マン盆栽』や『ナガオカケンメイの考え』などのプロデューサーでもあり、それでいて偉そうなところが全くないすごい人です。
新しい本『2択思考』は、タイトルだけみるとデジタルな意思決定の本っぽいですが、実はそうではなく。。。
「損か得か」「良いか悪いか」であふれている世の中で、自分の「好き嫌い」の分かれ目をはっきりさせて、そうして決めたことに自信を持って生きていこう、という本です。
この本の出版にあわせて、誰に頼まれたわけでもなく、得することもないのに、43軒書店まわりを「する」ことを決める。
http://www.blueorange.co.jp/blog/archives/1574
こういうところ、ほんとに好きです。
さて、この石黒さんの『2択思考』がゲームで通用するかというということで、アレックス・ランドルフの『ガイスター』をまずカッキーとプレイ!
2人のプレイヤーがおばけを動かしていく、シンプルなゲームですが、実はかなり戦略的で心理戦になります。
結果は・・・。
すっきり2択! すっきり負け! てました(笑)。
「そうかそうか! いやぁ、やられちゃいましたねぇ」
と、楽しそうです。
柳本さん。
会う前にカッキーに、「どんな人?」と聞いたところ、
「1日2時間しか寝なくて。本を10万冊以上持ってて。。。。説明するの難しいんだけど、ともかく、すごい人!」
とのこと。
実際、すごい人でした。
幼稚園でジャズのレコードのトレードを開始。
小学生の自由研究で日本のロック史をとりあげて山下達郎らに取材し、綿の収穫高のリサーチと連動させてビンテージ・ジーンズをコレクション。
ビンテージ・ジーンズ・ブーム〜エアマックス・ブームを仕掛け、「絵の裏側は自分で持っていないとみれない」と美術品のコレクションもはじめ、中学生?でサザビーで取引。
現在、毎月700冊の雑誌を定期購読していて、そうした雑誌などをスクラップしたファイルが約30万冊あるそうです。。。。
こうしたことを話していて嫌みがない、というところがまたすごい。
「持ってることにこだわってるわけではなくて、研究のためというか。売って買ったりすることも多いですし」というようなことをおっしゃっていましたが、なんだかドラクエのトルネコっぽいな、と思いました。
武器商人で、武器の取引をしながら、停戦を実現させる、みたいな。
カードタワー、ロッカマッチ、ブックタワーと、終電が無くなってしまう時間まで遊びました。
楽しかった〜。