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STORY2 Roccaと10とRocca SPIELE
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「Dear Rabbits of DREI HASEN.」  親愛なるドイツのウサギたちに向けて、こんな書き出しではじまるメールを、僕たちは何度も出した。ただ、「Roccaをいっしょにつくろう」と決めたものの、ウサギの長老・ハンスの体調が思わしくなく、なかなか話は前に進まなかった。そのうち彼らのほうから「私たちの都合で進まないのも申し訳ないから、シュミット社のプロデューサーに会ってみる? ドライ・マギアから出してくれるかもしれないし、そのほうが近道かもしれない」と提案してくれた。

 シュミット社はベルリンにあった。会社を訪ねると、ウサギたちは既にRoccaのことを説明してくれていて、プロデューサーは僕たちのゲームを気に入ってくれているようだった。「上にいったり横にいったり、積み上がっていくのが新しいし面白いね」
 でも、と、彼は続けた。
「このゲームは『トランプもできる』デザインになっているけど、ドイツはボードゲームやカードゲームが盛んだから、トランプの機能は無くてもいいと思うんだ。ゲームのアイデアはいいから、この仕組みを使わせてもらって、別のゲームとしてシュミット社から出すのはどうかな」
 僕らはそこで、う〜ん、それはちょっと……と思った。ゲームのアイデアを売れば、シュミット社から苦労なく印税が入ってくるかもしれない。でも、それがやりたかったことだろうか?きっと違う。ジェアもアレックスも、そんなことでは喜んでくれないような気がした。そして僕らはウサギたちに「時間がどんなにかかってもいいから、やっぱりあなたたちとRoccaを作りたい」と話をした。
 とはいえ、いつ出せるかも分からないのは、やはり辛い。そこで「日本では、自分たちで独自に出させてほしい」と相談し、了解をもらった。
 ここで僕たちは「自分たちでカードゲームブランドを立ち上げる」という決断をする。デザイン会社の10が、小さいといっても商品を作り、販売するのだ。
 ブランドの名前は「Rocca SPIELE(ロッカ・シュピール)」。「SPIELE」はドイツ語で、遊びや競技、演奏などを意味する。英語の「PLAY」に近いかもしれない。
 美術出版社の田邊直子さんとジャム・コミュニケーションズの上原輝樹さんが仲間に加わって、何度もいっしょに遊びながら、きちんとした説明書を作ったり、ウェブサイトを作ったりした。紙や加工もいろいろと試した。カードに使う紙はトランプ専用紙。グレーの紙をサンドイッチしているため、光にかざしても裏側が透けて見えない。印刷後にエンボス加工をしてニュアンスをつけた。箱は六角形、説明書も六角形で折りたたみ。
 そして2010年1月。Roccaの見本が出来上がってきた。手のひらにおさまるカードゲーム。
 2D? 3D?
 二次元のカードだけれど、重ねると三次元の立体に見えるこのゲームを持って、僕たちはいろんな場所に出かけ、いろんな人たちと遊びはじめた。
 テーブルのうえで遊んでいるゲームだけでなく、誰かと会うこと、旅をすること、新しいつながりができることも、広いフィールドでのゲームのようだった。
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